2025年9月30日に発売されることが決定した【ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ】に登場するキャラクターを紹介します。

今回紹介するのは、表舞台での英雄ディリータです

悪いな
ディリータ・ハイラル
恨むなら、自分か神様にしてくれ
キャラクター名
ディリータ・ハイラル(DELITA HEIRAL)
ラムザの幼なじみ
幼い頃に両親を亡くし、妹のティータとともにベオルブ家に引き取られた
とある事件がもとで、ラムザとは袂を分つ
後に”英雄王”と呼ばれる人物
キャラクターボイス
CV:内山 昴輝さん
ドットキャラ

自軍加入タイミング
CHAPTER.1 魔法都市ガリランドから加入(ゲストユニットとして)
守護星座

専用クラス
なし
キャラクター紹介文の変遷
CHAPTER 1
ゲーム開始直後
ベオルブ伯爵家の領地に暮らす農家の息子
両親を黒死病で失ってから妹ティータと共に伯爵家に引き取られていた
ラムザの幼なじみとして育てられた
ラムザの父バルバネスの計らいにより、共に王立士官アカデミーで騎士見習いとして過ごす
本キャラクターの印象
歴史の表舞台では【英雄王】として後世に伝えられるが、私たちプレイヤーがラムザと一緒に旅をする中で見てきたディリータは、人生の浮き沈みに翻弄されながらも裏舞台での暗躍ぶりは目を見張るものがあり、また歴史の趨勢を決定付けるタイミングで、まるで未来が見えているかの如く、決して選択を間違わない神がかり的な判断力も有している、まさに英雄に相応しい能力を持つ人物であった
しかしながら、ゲームスタート当初のディリータは後年に偉業を成し遂げるための成り上がり人生を駆け上がるイメージからはかけ離れた、ベオルブ家でラムザと一緒にすくすくと育った妹想いの優しい兄の印象が強い
妹ティータをジークデン砦で失ってしまったことを境に、ガラリと人が変わってしまったかのように思ってしまいがちだが、28年ぶりに改めて振り返ると別の視点で彼の変容の理由を考えることができた
それは、幼くして両親を失い、愛情を十分に与えられなかったディリータは、愛されることに慣れておらず、引き取られたベオルブ家の中でも孤独をずっと感じていたのではないかということ
妹に対して愛情を注ぐことは人一倍強い想いを持ち、両親亡き後、彼女を守らなくてはならないという強い責任感というか義務感を持ち続けていたことから、育ててくれる天騎士バルバネスを筆頭としたベオルブ家の面々には多少の感謝の気持ちはありつつ、バルバネスが彼をラムザの義兄弟としてではなく、あくまで従者として育てられることを、生まれつきの才能である高い状況判断能力によって、見透かしてしまっていたのではないだろうか?
また、ダイスダーグ、ザルバックの2人も決して気を許すことのできない、何か危険な予兆を2人に対して感じており、言葉に表しにくい負の感情を抱いていたのではないかと考えられ、ジークデン砦で妹ティータの命を顧みることなく、骸旅団の射殺命令を下した際、自分が感じていた不安が現実のものとなってしまったという絶望から、以後決して他人に心を許すことはしない(これまでも完全に心を許したこともなかったのだが)と自分の胸に刻み込んだのではないだろうか?
それが、ラムザからの視点で見たディリータの変容ぶりの説明と言えるのではないかと考察する
また、魔法都市ガリランドで、ラムザと初めての共闘シーンに、迂闊に突っ込むことないように嗜めるディリータに対して、名門ベオルベ家の血筋であることを強調し、自分を見くびらないでほしいと伝える様が、機動戦士ガンダムのシャア アズナブルとガルマの同様の場面にダブっているように感じた
功を焦り、冷静さをやや欠きつつあるラムザがガルマ、そしてそんなラムザを大人目線で諭すように注意を促すディリータがシャア、という関係性だ
ベオルベ家のラムザ、ザビ家のガルマ、いずれも末弟であり、ディリータもシャアも幼くして両親を亡くし、妹がいる設定資料まで共通しているのは、大変興味深い
ディリータの目にはラムザが、坊やに映っていたのかもしれないし、その後の組織内での成り上がりぶり、愛する女性との悲しい別れ、自組織上官の暗殺まで重なると、ディリータはファイナルファンタジータクティクスでのシャア説として考えると、彼の変容も勝手な納得感が出てくるから不思議である
果たして、本作のエンディングでは彼にどんな結末が用意されているのか、約30年ぶりにしっかりとこの目に焼き付けたいと思う
- 発売日:2025/9/30
- 開発/販売:SQUARE ENIX
- ジャンル:タクティカルRPG
- 対応プラットフォーム:PlayStation 4 / 5, Nintendo Switch / 2, Xbox Series S / X, Steam
- ゲーム公式サイト:https://www.jp.square-enix.com/fft_tic/

