【タクティクスオウガ リボーン】キャラクター紹介 〜ギルダス編〜 人間味溢れる豪胆な白騎士！だらしなさが垣間見える場面がなかったのが残念！

町中にある酒場の入り口近くで、まるでヴァイスの親父さんよろしく飲んだくれているギルダスが、町娘を口説いているところを、デニム・カチュア・ヴァイスが目撃する

ギルダスの立ち振る舞いを見た一行は各々こう感じる

デニムは、『ありゃりゃ〜』と困惑し、

困っている女性を見て、カチュアは怒り心頭で今にもギルダスに向かって走り出さんとばかり、

ヴァイスは、同じく酒にだらしなかった自分の父親とギルダスをダブらせながらちょっと感傷に浸っている

その後、同じ酒場で酒を酌み交わしていたであろうミルディンがやって来て、女性を執拗に口説いているギルダスの襟首を掴んで女性がいる場所からギルダスを引き離し、必死に抵抗するギルダスを素知らぬ表情で、酒場のカウンターに程近い円形のテーブルの上で、酒場で一番高くプレミアのついた葡萄酒の入った樫の木製グラスを傍に置き、羊皮紙に何かをしたためているウォーレンの所まで引きずりながら連れて行く

「ウォーレン、悪いですがギルダスに…」

ミルディンが全てを話し終える前に、ウォーレンが何か囁いているように見えたその瞬間、ギルダスの上半身全体を包むように黄金色のぼんやりとした発光が起きた。

そして、ギルダスの身体から少しずつ薄れつつあるその暖かな色合いの発光が、幼い頃に父親のプランシーから手解きを受けていたクリアブラッドが発動した効果だと、酒場の店内に入ったばかりのカチュアにはすぐに分かった

クリアブラッドの効果により血中からアルコールを除去され、酔いが覚めた途端、ギルダスが

「人がほろ酔い気分で素敵な女性との会話を楽しんでただけなのに、なんでいつもお前（ミルディン）とウォーレンは人の邪魔ばかりするんだ！」

と、折角の高級葡萄酒が溢れてしまわんばかりに拳をテーブルに叩きつけ、悪態をついている

そんな場面をデニムとヴァイスは酒場の入り口から、微笑ましく覗き見ている

「あっ、姉さん！そんなにギルダスさんのこと…」

酒場ではすでに、カチュアの説教が始まっていた。まるで裁判で尋問を受けているような強張った表情のギルダス

今は戦時中だけど、早く平和な時代を取り戻して、人間味ある生活を送りたいと心の中で願うデニムであった