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【ウォーハンマー40K:スペースマリーン2】WWZ好きによるレビュー記事 〜ゲーム全体に感じる重々しさ〜

2024年9月に発売された、対エイリアンTPSゲーム【ウォーハンマー40K:スペースマリーン2】(日本語対応版)を遊んだ感想をまとめています

目次

プレイ時間は伸びない

TPS好きとしてウォーハンマー40k:スペースマリーン2に勝手に期待していたのだが、ワールドウォーZを開発したSaber Interactiveによるゲームということで、ゲームプレイのベースとしては共通するスキームは多く見受けられたものの、以後、本ページ内で掲げる失望した点もあり、ゲームプレイ時間がなかなか伸びない理由になっている

具体的には、購入して遊んだ通算時間は17時間程度にとどまる一方で、遊び倒しているワールドウォーZは276時間に達している

プレイした時間が17時間

爽快感よりも重々しさを感じる

ウォーハンマー40k:スペースマリーン2を遊んでいて、面白さももちろんあるのだが、それと同時にゲームの端々に重々しさを感じた

プレイヤーキャラクターの動作の鈍さ、クラスや武器のパークを選ぶときのカーソルの移動速度の遅さはもちろんのこと、キャンペーンモードで遊ぶステージ内に時折登場する中ボスクラスの敵(主としてエクストミリス)が、なかなか簡単に撃退することができない敵だから弾薬・ゲームプレイ時間を浪費してしまい、プレイヤーの精神面での疲れも増長されることになっている

クラスや武器にレベルアップやパークシステムを有するゲームであるが故に、プレイヤーは1回あたりのゲーム時間(主としてキャンペーンモードのステージ)を早く終わらせたい、得られる経験値・ゲーム内通貨・その他強化アイテムでどんどんクラスや武器を強化していきたいのだが、ゲーム全体の鈍重なプレイフィールがそれを多少なりとも遮ってしまっている印象がある

敵との肉薄戦の多さ

ワールドウォーZと比較して、似ているところも多々あるが、決定的に異なる点は敵との戦闘時における近接攻撃の比重の大きさがある

敵と遭遇時には遠〜中距離にいる敵が、こちらの存在に気づくと銃火器による攻撃を無効化しながら近づいてくるメジャリスクラスの小ボスが複数前進、程なくプレイヤーキャラクターに肉薄することになる

敵と最接近している状況に飲み込まれてしまったプレイヤーキャラクターができることは、敵の攻撃をパリィをすることによるガンストライクの発動やクラス固有の強力な攻撃アビリティにより、処刑を発生させて小ボスクラスを撃退することになる

本ゲームでは、小ボス処刑によるフィニッシュアクションでマイノリスと評される雑魚敵が多数一掃することができるユニークな仕組みがあるので、小ボスの撃退が敵の群れ殲滅の効率良い方法になっている

そのため、ワールドウォーZでは近接攻撃クラスはスラッシャーの1種のみとなっているが、本作では近接戦闘に優れたクラスも複数あるくらい、近接戦が重視されている

アサルト、ブルワークに至ってはWWZ風に言うとプライマリウェポンが装備できないという特性を有するクラスになっている

メイン銃火器が利用不可になっている

としたときに、大量ゾンビシューターに慣れ親しんで長時間遊んできた私が、本ゲームを遊んでみて面食らったのは、本格派格闘ゲームほどではないが、敵の近接攻撃のタイミングに合わせてパリィのL1ボタンを押し、その結果でガンストライクを発生させるためにR2ボタンを押し、敵に最接近して処刑を発動するためのR3ボタンを押し、という操作を余儀なくされ、シューター好きにとって、これじゃない感を感じてしまった

協力プレイ時のクラス縛りの必要性

キャンペーンモードでのオンライン協力プレイ時に、最大3名で協力しながら戦闘を進めていくことになるが、ルールとして他のプレイヤーと同じクラスを選択することができず、3名全員が異なるクラスでしか遊ぶことができない

実は、この縛りも前述したゲームプレイ時の重々しさにも繋がっており、成長させたいと希望するクラスを自由に遊ばせてくれない点は決してポジティブなゲーム要素ではないと思う

ワールドウォーZでは同じ縛りルールは存在しておらず、なぜ本ゲームだけそんな仕組みにしたのか、疑問に感じるところである

期待したいのはスペースマリーン3になる?

ゲーム発売後、こまめにアップデートを繰り返してきて、WWZと同じスキームとなるクラスへのプレスティージパーク追加など改善が施されてはいるものの、ここまで述べてきたゲームに対する個人的な不満点は、最後に挙げた協力プレイのクラス縛りは除いて、改善を期待することは難しい項目となるため、つい最近開発が発表されたスペースマリーン3に期待するしかないかなと感じている一方で、その不満点というものが、私個人として分かっていないウォーハンマー40k:スペースマリーンの世界観に合致するものかもしれないので、変えられないのかもしれないなという一種の諦めに近い気持ちもある

ゲーム基本情報

Warhammer 40,000: Space Marine 2 © Games Workshop Limited 2024. Space Marine, the Space Marine logo, GW, Games Workshop, Space Marine, 40K, Warhammer, Warhammer 40,000, 40,000, the ‘Aquila’ Double-headed Eagle logo, and all associated logos, illustrations, images, names, creatures, races, vehicles, locations, weapons, characters, and the distinctive likeness thereof, are either ® or TM, and/or © Games Workshop Limited, variably registered around the world, and used under license. Focus Entertainment and its logos are trademarks, registered or not, of Focus Entertainment. Saber Interactive and its logos are trademarks, registered or not, of Saber Interactive. All rights reserved to their respective owners.

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